投稿日:2022-10-05  更新日:2023-06-21

ボルボの電気自動車(EV)!その開発の歴史や特徴、最新のラインナップを徹底解説

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こんにちは、EVライフです!

皆さんの生活の一部を支えるモビリティ。今、次世代のモビリティとして電気自動車が注目されています。電気自動車は電気のみで走行可能であり、再生可能エネルギーと組みあわせることで効果的に走行時の温室効果ガスの排出を抑えることができるとして、世界で注目されています。

本記事では、スウェーデン発祥の車メーカーであるボルボに注目し、「ボルボの電気自動車(EV)!その開発の歴史や特徴、最新のラインナップを徹底解説」と題して、ボルボの電気自動車に関する動向を紹介していきたいと思います。

電気自動車の利用を検討している方の参考になれたら幸いです!

ボルボの電気自動車(EV)を見ていく前のおさらい


そもそも電気自動車(EV)とは?

はじめに、電気自動車について紹介します。電気自動車とは、車の中にある電池を電気を使って充電し、その電気を使ってモーターを回して走る車のことです。従来のクルマのようにガソリンなどの化石燃料の必要がなく、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー(または自然エネルギー)によって充電すると、走行時の温室効果ガスの排出が抑えられ、次のクルマの主役として注目されています。

電気自動車(EV)のメカニズム

電気自動車のメカニズムは、電気を使って走ることです。
とても簡単な例に「ミニ四駆」があります。ミニ四駆は電池を使ってモーターを回し、走ることのできる車で、小学生でも作ることのできるとても簡単な仕組みで出来ています。
実際の電気自動車の場合は、さまざまな制御があるためにもっと複雑なシステムになっていますが、本質的な部分だけを抜き出すと「電気を使ってモーターを回して走っている」という点になります。

関連記事:電気自動車(EV)とは?小学生でも分かる簡単な見分け方を紹介

ボルボの歴史


ボルボはスウェーデン発祥の車メーカーですが、なじみのない方も多いかもしれません。そこでまず初めにボルボの歴史を簡単に振り返ってみたいと思います。以下に重要なトピックに関する年表をまとめてみました。

✔︎ボルボの歴史

1927年ボルボにとって最初の車「ÖV4」を制作

1927年4月14日の朝、スウェーデン西海岸のヨーテボリにある工場の門をボルボの1号車がくぐった。正式名称は「ÖV4」で、4気筒エンジンを搭載したオープンツアラー。

1944年ボルボを象徴する自動車のひとつ「PV444」を販売


ボルボを国際的な自動車会社にするための車「PV444」が、ストックホルムで発表された。"小さなボルボ "と呼ばれたこの車は、スウェーデンの繁栄を約束するものと見なされ、2週間で2300人の受注を受けた。

1955年アメリカへの輸出を開始

1955年8月、最初のPV444はカリフォルニア州ロングビーチの港に荷揚げされた。多くの人々が懐疑的だったが、2年後にはボルボはカリフォルニア州で2番目に大きな輸入車ブランドとなり、1974年には当時最大の市場となった。

1959年3点式のシートベルトを導入

ボルボのエンジニア、ニルス・ボーリンがPV544の連続生産に3点式安全ベルトを導入。さらに、誰もがその恩恵を受けられるよう、特許権を放棄した。今日まで、3点式安全ベルトによって100万人以上の命が救われたと推定されている。

2002年ボルボにとって初のSUV「ボルボXC90」を販売開始

ボルボXC90は発売と同時に大型SUVのセグメントを再定義し、数年のうちにスウェーデンで重要な輸出製品となった。

2019年ボルボにとって初の電気自動車SUVを販売開始

ボルボXC40リチャージP8は、ボルボ初のオール電化SUV。ベストセラーのXC40をベースに、Androidを搭載した全く新しいシステムをボルボのモデルとして初めて搭載。


参照:VOLVO


ボルボの電気自動車(EV)に関する概要


ボルボの電気自動車(EV)に関する考え方


ボルボは自社のサイトの中で、自身のビジョンに関して次のように述べています。

We want to be climate neutral by 2040 – it’s the biggest challenge we’ve ever faced. We’re part of the problem. So it’s our responsibility to change what we do and how we do it. Let’s all be part of the solution.We need to reduce all our direct and indirect emissions. So we’re tackling CO2 within our supply chain and operations – this includes embracing the circular economy.

(和訳)私たちは2040年までに気候変動に影響しない企業になりたいと思っています。それが、私たちが直面している最大の課題であり、私たち自身この問題の一部なのです。だからこそ、私たちの行動と方法を変えるのは私たちの責任です。私たちは直接的および間接的に、すべての排出量を削減する必要があります。そのため、サプライチェーンとオペレーションにおけるCO2削減に取り組んでおり、これには循環型経済への取り組みも含まれます。


このことから、ボルボは、2040年までに気候変動に影響しない企業になることを目指して、サプライチェーンとオペレーションにおけるCO2削減に取り組んでおり、これには循環型経済への取り組みをしていきたい考えであることが伺えます。

参照:VOLVO


ボルボの電気自動車(EV)のシェア


2022年の世界の電気自動車市場におけるボルボのシェアは11位の状況です。以下に示すのは、2022年1~5月のおける世界の電気自動車のシェアランキングですが、中国のクルマメーカー、アメリカのテスラ等が上位に位置付けています。その中で、ボルボは自社のブランドや環境貢献へ意欲を打ち出しながら、成長する電気自動車産業において中堅に位置付けていることが分かります。


参照:CleanTechnica


ボルボの電気自動車(EV)に関する目標


上記で述べたようにボルボは、2040年までに気候変動に影響しないクルマメーカーになることを目指しています。

その為に、急成長する電気自動車市場のリーダーになることを目指し、2030年までに完全な電気自動車企業になることを計画していると公表しています。その時までに完全な電気自動車のみを販売し、ハイブリッド車を含む内燃機関を搭載した車は、段階的に廃止する予定です。 このような移行を通して、自動車1台あたりのライフサイクル炭素排出量を削減することを目指しています。 このような目標は、ボルボとしても、今後の法規制の変化や高品質の充電インフラの拡大により、電気自動車が消費者に受け入れられることが加速されるという期待に基づくものです。

参照:VOLVO


ボルボの電気自動車(EV)の主なラインアップ


では、2022年においてボルボが日本で展開する電気自動車のラインナップを見ていきましょう。


ボルボの電気自動車(EV)の主なラインナップ1:C40 Recharge

2022年、ボルボはクロスオーバータイプの電気自動車「C40 Recharge」を展開しています。



主な仕様は以下のようになっています。
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車両価格:5,990,000円~
走行距離:484 km
乗車定員:5
バッテリー容量:78 kWh
最高出力:300 kW
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ボルボによると、「C40 Recharge」はスムーズな加速と両輪駆動の安定した走りが特徴的な電気自動車とされています。排出ガスは出すことなく、持続可能な未来へ向けてなすべき選択をしたという実感が得られるだろうと主張しています。

前輪と後輪に1つずつ搭載された2基の電気モーターにより、最高出力300kWを発生するパワートレーンを採用。駆動用リチウムイオンバッテリーの総電力量は78kWhで、航続距離は約485kmのようです。充電に関しては、普通充電:11kW から急速充電:150kW まで対応しており、150kW急速充電器を使用時は、約40分で0-80%まで充電が完了できます。また、C40 Rechargeは車両に搭載された通信モジュールにより、ソフトウェアのアップデートをオンラインで実施することも可能とされ、工場から出荷された後も、時間の経過とともに車両の様々な機能がアップデート可能となる予定のようです。

また、ボルボ初の電気自動車クロスオーバーは、レザーフリーのインテリアと Google を搭載したシステムを有しています。サイトでは、数々の装備とそれを可能にした先進技術によって、くつろぎのひとときを届けることができると強調しています。

参照:VOLVO


ボルボの電気自動車(EV)の主なラインナップ2:XC40 Recharge


ボルボはSUVタイプの電気自動車「XC40 Recharge」も販売しています


主な仕様は以下のようになっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
車両価格:5,790,000円~
走行距離:434 km
乗車定員:5
バッテリー容量:78 kWh
最高出力:300 kW
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2020年にボルボは、コンパクトシティSUVボルボXC40の電気自動車モデル「XC40 Recharge」を発表し、ボルボWEBサイトのオンラインストアにおいて、予約受注を開始しています。

ボルボによると、XC40 Rechargeは、XC40から採用を開始したプラットフォームをベースとしながら、駆動用バッテリー搭載やエンジンの非搭載化に合わせて、フロントセクションや車内の構造を電気自動車として専用設計しているようです。

ツインモーター仕様では前輪と後輪それぞれにモーターを搭載し、合計最高出力300kWを発生する全輪駆動となっています。搭載する駆動用バッテリー容量は78kWhで、航続距離は約434 kmとなっています。また、シングルモーター仕様では、前輪にモーターを搭載する前輪駆動を採用し、容量69kWhの駆動用バッテリーによって、航続距離424kmを実現しています。充電に関しては、普通充電: 9.6kWから急速充電:150kW まで対応しています。

参照:VOLVO


ボルボの電気自動車(EV)に関するまとめ


ここまで、「ボルボの電気自動車(EV)!その開発の歴史や特徴、最新のラインナップを徹底解説」と題して、ボルボの電気自動車に関して紹介してきました。改めて本記事の内容をこちらにまとめます。

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✔︎ボルボの電気自動車(EV)に関するまとめ

ボルボの電気自動車(EV)の歴史

1959年:3点式のシートベルトを導入
2019年:ボルボにとって初の電気自動車SUVを販売開始

ボルボの電気自動車(EV)に関する考え方

ボルボは、2040年までに気候変動に影響しない企業になることを目指して、サプライチェーンとオペレーションにおけるCO2削減に取り組んでおり、これには循環型経済への取り組みをしていきたい

ボルボの電気自動車(EV)のシェア

2022年の世界の電気自動車市場におけるボルボのシェアは11位の状況

ボルボの電気自動車(EV)に関する目標

急成長する電気自動車市場のリーダーになることを目指し、2030年までに完全な電気自動車企業になることを計画している

ボルボの電気自動車(EV)の主なラインアップ(2022年)

ボルボの電気自動車の主なラインナップ1:C40 Recharge
ボルボの電気自動車の主なラインナップ2:XC40 Recharge
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本記事が、ボルボの電気自動車に関する理解を深める手助けをできていたら嬉しいです。

また、EVライフでは簡単にあなたの車と電気自動車を比べることできます。是非お試しください!
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
では、楽しいEVライフを!

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