こんにちは、EVライフ編集部です。
「ガソリン車から電気自動車(EV)への乗り換えを検討しようと思うけど、充電とか維持費とか分からないことが多くて不安だな。。。」
「電気自動車(EV)では遠出の旅行はできないって聞いたから、やっぱり難しいのかな。。。」
こんな疑問に答えていきます。
本記事は「【決定版】大丈夫?電気自動車の乗り換えの不安とおすすめの車種」を紹介します。
電気自動車の乗り換えの不安と現状
電気自動車(EV)は新しいタイプの車のため、不安でいっぱいですよね。まずはEVの利用における乗り換え時の不安でよく上がる項目と、その現状を紹介します。
✔︎電気自動車への乗り換えの不安
①どれくらいの距離を走れるの?
②どれくらいの充電スタンドがあるの?
③どれくらいの購入価格がかかるの?
④どれくらいの維持費がかかるの?
⑤賃貸マンション・アパートでも充電できるの?
①どれくらいの距離を走れるの?
電気自動車(EV)への乗り換えの不安の1つに「航続距離」があります。
EVの航続距離が短くて、すぐに充電しないといけないって聞いたけど、、、毎回充電しないといけないなら、本当に不便。実際、電気自動車はどれくらい走れるんだろう?
都度、充電しないといけないのはとても不便ですよね。
2022年現在、国の助成金が出ている全電気自動車の車種は100車種を超えていますが、それら電気自動車(EV)の航続距離の平均値は「350km」(WLTC値)を超えます。
一般のガソリン車の航続距離が平均的に600km前後と言われているので、現在の電気自動車の航続距離のレベルはガソリン車の半分を越え始めていて、充電回数の負担は下がりつつあります。日頃の生活の中で、車を補給しに行く回数が1.5〜2倍程度になったらどうでしょうか?その手間と、EVへの乗り換えメリットを天秤にかけてみると、EV乗り換えで後悔が少なくなります。
②どれくらいの充電スタンドがあるの?
電気自動車(EV)への乗り換えの不安の1つに「充電スタンドの数」があります。
近場に充電スタンドを全然みないけど、、、電気自動車(EV)に乗り換えた後に、スタンドがなくて、隣町まで充電しに行かないといけないなんて、本当にやだ。近場とか旅行先とかに充電スタンドはあるのかな。。。
日常使いや旅行先での充電環境は車生活をする上では必須ですよね。
2022年の現在、EVの充電スポットの数は21,000箇所を越えており、これはガソリン補給用のサービスステーションの数(約29,000箇所)の2/3程度に迫っています。ガソリンのサービスステーションは給油場所が比較的に広く、分かりやすく、目立つために認識しやすい一方、電気自動車(EV)の充電スタンドは普通の駐車場の中にも併設が可能なため、場所が分かりづらく、認識しづらいのが現状です。
また、現在の全国のEVユーザー率は車全体でみると約1%程度のため、99%のユーザーが29000箇所のガソリンSSを利用している一方で、1%のユーザーが20000箇所の充電スポットを利用している状況ですので、ユーザー数あたりの充電スポットの数で比較すると、EV充電スタンドの方が多く設置されている状況です。
最新の充電スタンドの数は、近場の充電スポットについては次のサイトが網羅性が高く、おすすめです。ぜひご参考に、近場の充電スポットを検索してみてください。
充電スポット検索サイト:EVsmart
③どれくらいの購入価格がかかるの?
電気自動車(EV)への乗り換えの不安の1つに「車体価格の高さ」があります。
電気自動車(EV)の購入を検討したいけど、、、ガソリン車と比べて2、3倍の値段になってしまうと、やっぱり手がだせないよね。。。電気自動車(EV)の本体価格って、現状はどれくらいなんだろう?
車両本体価格は、乗り換え時に必須の検討項目ですよね。
従来までは電気自動車の中でも価格割合の大きい「電池」が高かったために電気自動車全体の価格は手の届きにくいオーダーでした。
一方、近年では電池のコストが大きく下がり、助成金を込みで100万円台で購入できる電気自動車の車種も登場してきています。
また、電気自動車(EV)は税金の優遇や燃料維持費の安さから、例え初期の本体価格が高くとも、5年、10年と乗っているうちに維持費が安くなるために、長期でみた時にはお得になるケースもあります。
④どれくらいの維持費がかかるの?
電気自動車(EV)への乗り換えの不安の1つに「電気自動車の維持費の不透明さ」があります。
電気自動車(EV)ってガソリン車とかなり違うみたいだけど、税金、燃料費、車検費、保険料とかは、どうなるんだろう?
新しいタイプの車になりますので、維持費について各種不安になります。
電気自動車の維持費は大きく4つ、「税金、燃料費、車検費、保険料」に分かれます。
税金はおおむね一律になるものもありますが、重量税は車種ごとになります。また、燃料費は電気自動車の燃費(=電費)により大きく左右される項目でもあります。
しかし、検討しているEVについて、乗り換えのタイミングで数種の車種の維持費を調べることはとても大変ですよね。維持費の不透明さがEV購入の足掛かりになっていると言っても過言ではありません。
減税や免税を考慮すると、EVの年間維持費は初年度から7年目程度まで年々金額が変わります。購入初年度では年間維持費が10万円前後になり、購入後7年程度が経つと17万円程度になることが予想されます。
なお、EVライフでは上の4つの項目についてデータベースを構築し、100種類以上のEVの維持費を比較できるようにしています。ぜひEVの乗り換えの維持費の把握の参考にお使いください。
参考:EVライフ
⑤賃貸マンション・アパートでも充電できるの?
電気自動車(EV)への乗り換えの不安の1つに「賃貸マンションやアパートでの充電」があります。
マンションの駐車場を使っているけど、充電器なんてみたことないし、、、どこから手をつけたら良いかも分からないし、充電器設置だけでも高額になったらやだなあ。
こんな疑問がよくあがります。
一軒家なら自分の裁量で充電器の設置を検討することができますが、集合住宅になると、勝手に充電器を設置することはできません。
そうした場合は充電器設置に対応している街の電気屋さんに電話したり、集合住宅専門で充電器を設置している充電器メーカーさんにお問い合わせをすることで、駐車場への設置に関するあらゆる疑問を解決してくれます。
なお、2022年には充電器の補助金増額を受け、導入台数が伸び、マンションなどへの充電器新設は2022年度に最大で3千基を超える見通しが立っていて、集合住宅への充電器の導入のハードルは下がってきています。
【タイプ別】電気自動車の乗り換えでおすすめ車種
それでは「これから、ガソリン車からEVに乗り換えよう!」と考えている方に向けて、タイプ別におすすめのEV車種を紹介します。なお、基本的には性能をもとにした評価であり、口コミ等を含んだおすすめでないことをご留意ください。また、EV車種のバラエティを含ませるため、それぞれの紹介でメーカーをバラかせていることもあわせてご認識ください。
走行距離の長いおすすめEV
「頻繁に充電するのは面倒だし、長く走れるEVが良い!」
「値段は高くても、充電回数を減らせるEVが良い!」
こんな方に向け、電気自動車の乗り換えで「走行距離」に注目している方におすすめのEVは次のとおりです。
モデル3 ロングレンジ/テスラ
🚙 価格 :¥7,091,000
💴 補助金 :¥650,000+各市町村区の補助金
🛣 航続距離:689km
テスラのモデル3ロングレンジは700km弱に迫る、とても長い距離を走ることのできる電気自動車(EV)です。日本でEVとして知名度の高い日産リーフの40kWhの車種の航続距離は322kmになるので、実に2倍以上の距離を走ることができます。充電が面倒に感じる方におすすめのEVです。
なお、東京ー岡山間の距離が661km程度になるので、この移動を実現しうるEVになります。
iX xDrive50/BMW
🚙 価格 :¥12,850,000
💴 補助金 :¥650,000+各市町村区の補助金
🛣 航続距離:650km
BMWの「iX xDrive50」は600kmを超える走行距離を実現する電気自動車です。本体価格は高くなりますが、充電回数を減らしたい、充電の不安を減らしてドライブしたい人におすすめの車種です。なお、東京から青森の八戸がおよそ660km弱になるので、相当の距離を走り切うるEVになります。
IONIQ5 Voyage/ヒュンダイ
🚙 価格 :¥5,190,000
💴 補助金 :¥850,000+各市町村区の補助金
🛣 航続距離:618km
ヒュンダイ自動車のIONIQ5 Voyageの航続距離は618kmでありながら、本体価格が500万円台、補助金を加えると400万円台で購入することのできるコスパの高いEVになります。なお、東京ー秋田市の距離が約610kmになるので、当区間を走行しうる車になります。
なお、上で紹介したいずれの車も走行距離が600kmを超えており、これは平均的なガソリン車と同等の航続距離になりますので、充電頻度は、一般のガソリン車を給油しに行くのと同等程度になります。
維持費の安いおすすめEV
「とにかく維持費を下げたい!」
「燃費(電費)良く、より安く運転したい!」
こんな方に向け、電気自動車の乗り換えで「維持費」に注目している方におすすめのEVは次のとおりです。
C+pod X/トヨタ
🚙 価格 :¥1,650,000
💴 補助金 :¥250,000+各市町村区の補助金
🛣 航続距離:150km
維持費のお得なEVの代表格として知られるのが「軽」のタイプのEVです。軽のEVは自動重量税や自動車税環境性能割が安く、EVの減税・免税を掛け合わせると初年度はそれぞれおよそ3,300円、2,700円しかかからず、車の維持費においては最強の節約になります。また、トヨタのC+pod Xは、二人乗りと車体を小さくすることで電費を高くしている特徴もあり、EVの維持費でトップクラスになります。
サクラ X/日産
🚙 価格 :¥2,399,100
💴 補助金 :¥550,000+各市町村区の補助金
🛣 航続距離:180km
22年はEV元年と言われていますが、その火付け役と言っても過言ではなく、発売初月で1万台を超える受注を受けたことが話題になりました。また軽のEVでありながら四人乗りで、子供を持つ三人以上の世帯でも対応できるEVです。軽EVのために、各種税金が安く、維持費全体として低価格で所有できます。
eKクロスEV G/三菱
🚙 価格 :¥2,398,000
💴 補助金 :¥550,000+各市町村区の補助金
🛣 航続距離:180km
日産のサクラと同様の技術プラットフォームで設計された車種になり、電池の容量や航続距離は同一の車になります。一方、日産と三菱ではエクステリア・インテリアに違いがあり、それぞれの風合いを楽しめる仕様になっています。当EVも軽EVに分類されるため、維持費を安く所有することができます。
まとめ:電気自動車(EV)への乗り換えをもっと身近に!
本記事は「【回答】大丈夫?電気自動車の乗り換えの不安とおすすめの車種」を紹介しました。
電気自動車(EV)の乗り換えの不安が払拭され、EVとの暮らしをイメージしてもらえたら幸いです。
読んでくださりありがとうございました。
それでは、良いEVライフを!