投稿日:2022-09-26  更新日:2023-12-18

2023年版!自宅・家庭用の電気自動車(EV)の充電器の総まとめ【電圧・充電時間・費用】

こんにちは。EVライフ編集部です。

「電気自動車(EV)の購入を考えているけど、自宅や家庭用の充電器にはどんなものがあって、どれくらいの費用や時間がかかるんだろう?」

こんな疑問に答えます。

電気自動車(EV)の充電は、外の充電スタンドで充電するほか、自宅のコンセントを用いて電気自動車(EV)を充電する「自宅充電(家庭充電)」をすることができます。
本記事は「2022年版!自宅・家庭用の電気自動車(EV)の充電器の総まとめ【電圧・充電時間・費用】」を紹介します。

自宅・家庭用の電気自動車(EV)の充電器の種類

参照:茨城トヨタ

一般家庭に流れている100V、200Vの電気を使って、電気自動車(EV)を充電することができ、その充電のためには専用の充電器が必要になります。
自宅・家庭用として使うことのできる電気自動車の充電器について紹介します。

✔︎自宅・家庭用の電気自動車(EV)の充電器

①100V用の充電器(1-2kW)
②200V用の充電器(4-6kW)


①電気自動車の自宅用100V充電器【電圧・充電時間・費用】

ほとんどの家庭で導入されている100Vの普通のコンセントからでも電気自動車(EV)の充電をすることができ、追加工事が必要ない場合が多いです。
例えば、日産の電気自動車(EV)の場合、次のように決まっています。

自宅用普通充電(100V)のスペック

電圧:100V
最大定格:11.2A一定
出力:最大1.12kW

参照:EV普通充電用電源回路ガイドライン(2021)


なお、100V電源に対する最大定格値はメーカーごとに異なりますが、今回は国内でも実績が多くて長い日産EVを例として紹介しています。

普通充電(100V)の充電時間

以上のことから、出力(電気を流す速さ)は1kW前後になるので、例えばバッテリー容量40kWhほどの日産リーフの場合、下の計算の通り、充電時間は約36時間程度になります。

充電時間
= 40kWh / 1.12kW
= 約36時間

普通充電(100V)の充電ケーブル

日産が販売している純正の100V用の充電ケーブルの例を示します。

電気自動車(EV)用の100V用の充電ケーブルは、基本的に3Pプラグが使用されています。

3Pプラグを使用する場合は、差し込み部が3つあるので、差し込み口のコンセント側も3つ穴式のモノを利用する必要があります。最近では、一般家庭において、も3つ穴式のコンセント(3Pコンセント)が普及しているので、ぜひ探してみてください。

3Pコンセント


普通充電の充電ケーブル(純正)の費用

・日産の充電ケーブル(100V):~59,200円(参照

・日産の充電ケーブル(200V):~63,900円(参照


日産は公式のWebサイトにて、充電ケーブルの価格を公表しています。100V, 200Vのそれぞれがあり、ケーブル長さに差異があり、値段も変わります。

・トヨタの充電ケーブル:99,889円(参照

・トヨタ:99,889円(参照


トヨタは純正の充電器のオプション価格を公表していないため、個別にディーラーに問い合わせる必要があります。一方、楽天やアマゾンでは該当の正規品とうたう製品がおおよそ10万円ほどで見つけることができます。

普通充電の充電ケーブル(廉価品)の費用




Qkcabo EV充電ケーブル:23,999円(参照


廉価品の100V対応の電気自動車(EV)の充電器は各種メーカーが販売をしています。おおむね相場は2〜3万円であり、ケーブルの長さがさまざまなバリエーションがあります。

100V固定で対応の充電器もあれば、100-240Vまでと対応電圧の幅広いケーブルもあるので、自分の使い方に合わせて選べると良いかと思います。

※純正ケーブル以外を使うことは自己責任となります。この信用ゼロのケーブルを推奨する意思はありません。

②電気自動車の自宅用200V充電器【電圧・充電時間・費用】

100Vの充電器では、100%近くまで充電するのに20時間〜40時間ほどかかってしまい、毎日自動車を使う場合には、適切な充電スピードではありません。

毎日、満タン近くまで充電する場合には、自宅充電の中でもハイスペックな200V系の充電器がおすすめになります。

200Vの充電では、必要な電力が大きいために、基本的に追加工事(専用分電盤の設置など)が必要になるケースが多いです。200Vでの充電器の購入を検討する際は、近くのディーラーや電気施工会社に問い合わせて、工事費の見積もりを取っておきましょう。

自宅用普通充電(200V)のスペック

電圧:200V
最大定格:30A一定
出力:最大6kW

参照:EV普通充電用電源回路ガイドライン(2021)


注意すべきは、200V対応の場合、最大の定格の電流が30Aになるため、自宅の契約電流が30Aの場合、電気自動車(EV)の充電をするとブレーカーが落ちます。
そのため、基本的には電気自動車(EV)の200Vの充電器をつける時は、専用の分電盤を工事で取り付けることが必要です。
なお、200V電源に対する最大定格値もメーカーごとに異なりますが、今回は国内でも実績が多くて長い日産EVを例として紹介しています。

普通充電(200V)の充電時間

普通充電器(200V)の場合、出力(電気を流す速さ)は6kW前後になるので、例えばバッテリー容量40kWhほどの日産リーフの場合、下の計算の通り、充電時間は7時間弱になります。

充電時間
= 40kWh / 6kW
= 約6.67時間

普通充電(200V)の充電器

電気自動車(EV)の200V用の充電器は、形状が一般家庭にあるコンセントと異なるため、基本的には専用の充電器が必要になります。

パナソニック200V対応充電器 参照はこちら


パナソニックは、200V対応の各種充電器を販売しており、基本的に200V仕様の充電器を検討の場合は、上のように、充電ケーブルと充電器が一体となったモノを購入します(一体のモノを購入することで、コンセントとプラグの不一致などの不具合を避けることができます)。

普通充電(200V)の充電器の費用の相場

電気自動車(EV)の普通充電(200V)の費用の相場は次のとおりです。
・充電器の設置費用:4-12万円 参照:V2H
・充電ケーブル:3-10万円

設置費用の差が大きいのは、次のような場合に追加の工事が必要になるからです。
・自宅に200Vの電気の供給がない
・所定のケーブル長から延長する必要がある
・電線の埋設やコンクリート下を通す場合

まとめ:自宅・家庭用の電気自動車(EV)の充電器を上手く活用して便利なEVライフを!

本記事は「【2022】自宅・家庭用の電気自動車(EV)の充電器の総まとめ」を紹介しました。

EVはガソリン車と異なり、自宅に車をおきながら充電ができるタイプの車のため、自宅にいながら充電できるとても便利な乗り物です。

まだインフラが調整中のため、不便や不安に感じることがあるかもしれませんが、当記事のような内容が少しでも不安の解消になれていたら幸いです。

読んでくださりありがとうございました。
それでは良いEVライフを!

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