投稿日:2022-10-23  更新日:2022-10-26

電気自動車の軽自動車とは?一覧とお得感を紹介!

こんにちは、EVライフの編集部です。

「ガソリン車のときは、軽自動車だと維持費が低く、お手頃感があったけど、EVの軽自動車もあるんだろうか?お手頃になるんだろうか?」
こんな疑問に答えます。

本記事は「電気自動車の軽自動車とは?一覧とお得感を紹介!」について紹介します。

電気自動車(EV)の軽自動車を知る前に抑えるべきこと


はじめに電気自動車(EV)や軽自動車について紹介します。

そもそも電気自動車とは?

はじめに、電気自動車について紹介します。電気自動車とは、車の中にある電池の電気を使って充電し、その電気を使ってモーターを回して走る車のことです。従来のクルマのようにガソリンなどの化石燃料の必要がなく、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー(または自然エネルギー)によって充電すると、走行時の温室効果ガスの排出が抑えられ、次のクルマの主役として注目されています。

電気自動車のメカニズム

電気自動車のメカニズムは、電気を使って走ることです。
とても簡単な例に「ミニ四駆」があります。ミニ四駆は電池を使ってモーターを回し、走ることのできる車で、小学生でも作ることのできるとても簡単な仕組みで出来ています。
実際の電気自動車の場合は、さまざまな制御があるためにもっと複雑なシステムになっていますが、本質的な部分だけを抜き出すと「電気を使ってモーターを回して走っている」という点になります。

参考記事:電気自動車(EV)とは?小学生でも分かる簡単な見分け方を紹介!


一般に言う軽自動車とは?

また、軽自動車についても紹介しておきます。
一般的に、従来までに使われている「軽自動車」とは次の区分のような車両のことを言います。

日本における軽自動車の歴史は、昭和24年7月に初めて軽自動車の規格が制定され、始まりました。現在の軽自動車の規格は、排気量660cc以下、長さ3.4m以下幅1.48m以下、高さ2.0m以下の三輪および四輪自動車ですが、制定当時の軽自動車の規格は、いまよりもずっと小さなもので、四輪、三輪、二輪の区別もありませんでした。
現在の軽自動車の規格
参照:軽自動車検査協会


自動車は、排気量別に自動車税をかけられますが、軽自動車は排気量では最低ランクの660cc以下であり、自動車税としては最安の10,800円/年になります。

電気自動車(EV)の軽自動車とは?


次に電気自動車(EV)の軽自動車について紹介します。

電気自動車(EV)の軽自動車とは?

電気自動車(EV)の軽自動車は、排気量が0ccnために条件を満たしており、基本的には車体サイズによって規定されています。
長さ:3.40m以下
幅 :1.48m以下
高さ:2.00m以下

電気自動車(EV)の軽自動車の税金

さて、電気自動車(EV)の軽自動車にかかる税金については、大きく3つの税金がかかります(消費税は一律のため、除きます)。
①購入時:軽自動車税環境性能割
②毎年 :自動車税(種別割)
③車検時:自動車重量税

なお上記の各種の税金の総額において、軽のEVは各種の減税・免税対応のために初年度の自動車税合計は2,700円と破格です。1つ1つ紹介します。

①購入時:軽自動車税環境性能割

自動車がもたらすCO2排出、道路の損傷、交通事故、公害、騒音等の様々な社会的コストにかかる行政需要に着目した原因者負担金的性格を有する普通税です。環境インセンティブを最大化する政策的意図に基づいて、自動車の環境性能に応じて税率を決定する仕組みとして設計されています。
参照:総務省

電気自動車(EV)の自動車にかかる税金の1つ目は「軽自動車税環境性能割」です。
一般的には車体価格に対して、その環境性能に応じて数%の税金がかかります。一方、軽の電気自動車(EV)については次のような対策が取られています。


参考:江東区

つまり、軽のEVの軽自動車税(環境性能割)は非課税のため0円になります。

②毎年:自動車税(種別割)

自動車税種別割とは、自動車の種別、用途、総排気量、最大積載量、乗車定員等の区分に応じて、その自動車の所有者に対して課税されるものです。
電気自動車(EV)の軽自動車の自動車税種別割は、基本的に「年額10,800円」です(下の表の赤枠の中で、4輪以上・乗用・自家用の場合)。

参考:江東区

一方、電気自動車(EV)に対しては自動車税種別割への減税対応が下のように取られています。

参考:江東区

このため、初年度における軽の電気自動車(EV)の実質の自動車税種別割は2,700円になります(4輪以上・乗用・自家用の場合)。なお、自動車税種別割は地域差がなく、例えば北海道の札幌市であっても金額は変わりません(参照:札幌市)。

③車検時:自動車重量税

自動車重量税とは、車の重量や用途区分、経過年数に応じて徴収される国税です。
自家用の軽自動車の自動車重量税の金額は車両の重さにかかわらず、1年あたり3,300円です。したがって、新車新規登録時には3,300円の3年分である9,900円、継続車検では2年分の6,600円を車検時に納付します。
軽の電気自動車(EV)も従来のガソリン車と同様に課税されますが、エコカー減税の対象のため、初期5年間分の税額が免除されるため、軽のEVの自動車重量税は実質0円になります参考:経産省)。

電気自動車(EV)の軽自動車の補助金

軽の電気自動車(EV)に対しても補助金が出されています。


軽の電気自動車(EV)が受け取れる補助金

軽の電気自動車(EV)が受け取ることのできる補助金は、国、都道府県、市区町村のそれぞれの機関から交付されています。
それぞれの機関から交付される補助金は基本的に併用することができます。
「自分の住む市区町村、都道府県では軽のEVの車両購入の補助金は出ているの?」
こうした疑問にこたえるために、補助金のシミュレーションを無料で提供しているのでぜひ参考にしてください。
参考:EV(電気自動車)とガソリン車のかんたん比較

電気自動車(EV)の軽自動車の特徴

普通のEVと比べたときの軽のEVの特徴は次のとおりです。
①車両価格が安い
②維持費が安い
③小回りがきく
④走行の航続距離が短い(200km弱)

軽のEVは、車両価格が安く、200万円台であることがおおいです。さらに助成金を活用することで100万円台で購入することも可能になる場合もあるので、金額的な導入のしやすさがあります。
また、上記で紹介したように各種の税金の優遇や値段の低さからランニングコスト的にもお得感があります。
一方、走行距離が一般の電気自動車(EV)より短く、街乗り程度であれば、1〜2週間に1回程度の充電で問題ないかと思いますが、通勤で長距離走ったり、頻繁に遠出するようなライフスタイルの場合は、頻繁に充電することが必要になるので、自身のライフスタイルに合わせて検討することが大切です。

電気自動車(EV)の軽自動車に向いている人

軽のEVが向いている人は、上のような軽のEVで「お得だな」と思える方です。
一方、軽のEVでは航続距離が他の電気自動車(EV)や一般のガソリン車よりは短くなるため、充電を頻繁に行う必要あり、その点を「不便だな」と感じる方は、軽より普通の電気自動車(EV)を購入した方が良いと思います。

電気自動車(EV)の軽自動車の一覧

それでは2022年現在で発売されている軽のEVは2車種ありますので紹介していきます。

Nissan:サクラ


2022年に販売されている軽の電気自動車(EV)の1つはNissanのサクラです。
電気自動車(EV)らしい、未来を感じるような先進的なデザインに注目が集まり、さらに電気自動車(EV)の軽自動車として多くの注目が集まったことから、初動で大きな反響があり、販売開始からすでにひと月で1万台を超える台数に発注がかかりました。
主な性能は次のとおりです。
・WLTC:180km
・バッテリー容量:20kWh
・充電時間:30分(急速充電40kW以上)

電気自動車(EV)に興味があって、お手軽に、通勤や街乗り程度の利用を考えている方におすすめな次世代の軽自動車です。

三菱:ekクロス


2022年に販売されている軽の電気自動車(EV)の2つ目はMitsubishiのekクロスです。
サクラと同じ技術プラットフォームを共有されて作られた車になります。
質感が上がり、電気自動車(EV)らしいフォルム感に加え、助成金を使用すると価格が200万を切るグレードもあり、魅力的です。
普段の生活圏内では全く問題なく良い車です。
・WLTC:180km
・バッテリー容量:20kWh
・充電時間:30分(急速充電40kW以上)

サクラと並び、電気自動車(EV)に興味があって、お手軽に、通勤や街乗り程度の利用を考えている方におすすめな次世代の軽自動車です。

まとめ:軽のEVを活用して、お得なEVライフを


本記事は「電気自動車の軽自動車とは?一覧とお得感を紹介!」について紹介しました。
電気自動車(EV)は新しい車で、助成金や自動車税など分からないことがたくさんあります。
本記事が電気自動車(EV)の軽自動車の維持費や税金に関する理解を深める手助けになれていたら幸いです。

読んで下さりありがとうございました。
では、良いEVライフを!




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