こんにちは、EVライフ編集部です。
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今日は多数のEV関連ニュースから注目の情報として「【EV充電ステーション】 ユアスタンドのMode 3 EV充電器がニッパツパーキングシステムズの機械式駐車場に」をEVライフライターが紹介します。
【EV充電ステーション】 ユアスタンドのMode 3 EV充電器がニッパツパーキングシステムズの機械式駐車場に
EV充電器サービスを手掛けるユアスタンド株式会社と、全国の都市部に機械式駐車場を提供する株式会社ニッパツパーキングシステムズが協力して、ニッパツパーキングシステムズの機械式駐車場にユアスタンドのMode 3 EV充電器が設置可能となったことが発表されました。本記事では、このニュースについて詳しく解説します。
画像転用元:PRTIMES(ユアスタンド株式会社)
EV充電ステーションとパーキングシステムズに関する背景
日本は、2030年代半ばまでにガソリン車の新車販売を禁止する動きや、脱炭素社会に向けてEV(電気自動車)に注目が集まっています。マンションやオフィスビルなどへのEV充電設備の導入が急がれており、特に都心部では機械式駐車場が多く、二多段式駐車装置の昇降横行式の場合、上下左右の動きをしますので、パレット上に余計な付属品を置いてはいけないというのが原則です。
国が目指すEVシフトに乗り遅れないためには、機械式駐車装置へのEV充電器導入はクリアしなければならない課題です。そこで、ユアスタンド株式会社が実際の使用状況を想定した上で最大限安全を確保したMode 3充電器の開発に成功しました。また、OCPPという国際標準プロトコルによる遠隔制御が可能です。
画像転用元:PRTIMES(ユアスタンド株式会社)
ニッパツパーキングシステムズの機械式駐車場にMode 3 EV充電器が設置可能に
ニッパツパーキングシステムズが開発した充電器にユアスタンドの充電システムを導入することで輪番充電による電気制御ができ、EV充電の利用者は分単位で「YSアプリ」からクレジットカード決済ができます。Mode 3充電器では、充電設備と自動車側との確実な接続確認と、自動車側の確認による通電開始などを行うCPLT機能が内蔵されており、漏電保護の検知もついています。また、充電ケーブルを搭載しているため車載ケーブルを取り出す手間が省け、充電時の利便性にも優れています。そして、出力は最大5.6kWまで切り替え可能ですので、充電時間が短縮されます。
画像転用元:PRTIMES(ユアスタンド株式会社)
ニッパツパーキングシステムズは、2022年6月にニュースリリースを発表し、機械式駐車場の全パレットに充電コンセントが設置可能になったことを発表しましたが、今回は充電コンセントではなく、Mode 3充電器が設置可能になったことが発表されました。
ユアスタンドとニッパツパーキングシステムズが「第4回マンション総合EXPO」に共同出展
両社は、2023年5月25日から開催する「第4回マンション総合EXPO」に共同出展いたします。このイベントでは、ユアスタンドの出展ブース番号B2-15にて、EV充電器の設置を検討している方や興味のある方へ管理システムの仕組みについてモックアップを使いながらご説明を行います。
開催日程は2023年5月25日(木)と26日(金)の2日間で、会場は東京ビッグサイトの西1・2ホールです。会場へのアクセスは、りんかい線(国際展示場駅から徒歩約7分)やゆりかもめ(東京ビッグサイト駅から徒歩約3分)を利用することができます。
まとめ:EV充電ステーションを充実するためユアスタンドのMode 3 EV充電器がニッパツパーキングシステムズの機械式駐車場に
EV充電器サービスを手掛けるユアスタンド株式会社が、全国の都市部に機械式駐車場を提供する株式会社ニッパツパーキングシステムズの機械式駐車場にMode 3 EV充電器が設置可能になったことが発表されました。ニッパツパーキングシステムズが開発した充電器にユアスタンドの充電システムを導入することで、遠隔でDR対応の充電を実現します。両社は2023年5月25日から開催される「第4回マンション総合EXPO」に共同出展いたしますので、EV充電器の導入を検討している方や興味のある方はぜひ訪れてみてください。
このニュースは、EV充電インフラ整備が急務である日本にとって大きな進展となります。機械式駐車場には、充電設備を設置することが技術的な課題として挙げられており、この課題をクリアすることは、EVの浸透を加速させるために不可欠です。
このニュースを受けて、今後は他の駐車場事業者も同様の充電設備の導入に興味を示すことが予想されます。また、今回の共同出展も含め、EV充電器の普及を促す啓発活動も必要とされます。今後も、EV充電器の技術革新や導入事例の増加に注目し、日本の脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいくことが重要です。
今回の記事を見て、EVに関する取り組みやEV自身に興味を持っていただき、電気自動車(EV)を身近に感じてもらえたら幸いです!
読んで下さりありがとうございました。それではより良いEVライフを!
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