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今日は多数のEV関連ニュースから注目の情報として「アウディがグリーンテック フェスティバル 2023に参加し循環型経済へガラスリサイクルパイロットプロジェクト稼働」をEVライフライターが紹介します。
アウディがグリーンテック フェスティバル 2023に参加し循環型経済へガラスリサイクルパイロットプロジェクト稼働
アウディのガラスリサイクルプロジェクト「GlassLoop」
アウディは、グリーンテック フェスティバル 2023に参加することを発表しました。このイベントでは、アウディの自動車産業でのリサイクルプロジェクトが紹介されます。このプロジェクトは、サプライチェーンパートナーと協力して、使用済みガラスを再利用することに焦点を当てています。
アウディのガラスリサイクルプロジェクト「GlassLoop」は、リサイクルされた素材を市販モデルの生産に組み込む方法を採用しています。パートナー企業であるReiling Glas Recycling、Saint-Gobain Glass、Saint-Gobain Sekuritと共同でテストを行い、ダメージを受けた自動車用ガラスから新しいフロントガラスを製造する方法を見つけました。その結果、アウディは、ダウンサイクルを回避することができ、石英砂などの主要な素材の採掘量を減らすことができます。
アウディのGlassLoopプロジェクトによるリサイクルプロセス
アウディの「GlassLoop」プロジェクトは、まず使用済みの自動車用ガラスを小さな破片に粉砕します。次に、接着剤の残留物など、ガラス以外の素材を除去します。そして、パートナー企業は、このようにして得られたガラス顆粒を溶解し、自動車用板ガラスの製造プロセスに投入します。この方法で製造されたガラスの二次含有量は最大30%です。その目的は、Audi Q4 e-tronの生産期間全体に渡って、リサイクル素材を提供することです。
このリサイクルプロジェクトにより、リサイクルされたガラスが、新品と同等の品質であることが初めて実証されました。パートナー企業の協力により、循環型経済に焦点を当て、品質の高いリサイクル素材を提供することができるようになりました。
アウディがグリーンテック フェスティバル 2023に参加しガラスリサイクルパイロットプロジェクト
アウディが目指す循環型経済
アウディは、サステナビリティに最大限に取り組み、循環型経済を目指しています。アウディのサプライチェーンでサーキュラーエコノミー プロジェクトマネージャーを務めるフィリップ エーダーは、「修理できなくなった車両の窓を、再び新車の生産に適した状態に加工することにより、全体として必要な原材料の量が削減されると同時に、車両ウインドウのダウンサイクルを回避することもできます」と語っています
アウディはまた、リサイクル可能な素材を使用することにも注力しており、それにより、廃棄後に素材が再利用できるようになります。このように、アウディは、循環型経済に貢献し、廃棄物の量を減らすと同時に、石油や天然ガスなどの限られた資源を節約することができます。
アウディは、2025年までに、自社のサプライチェーンにおいて循環型経済を達成することを目指しています。これには、生産プロセスの最適化、廃棄物の再利用、およびサプライチェーンパートナーとの協力が含まれます。
アウディの参加するグリーンテック フェスティバル 2023は、持続可能な技術と革新に焦点を当てたイベントであり、アウディのリサイクルプロジェクト「GlassLoop」が注目を集めることは間違いありません。
今回の記事を見て、EVに関する取り組みやEV自身に興味を持っていただき、電気自動車(EV)を身近に感じてもらえたら幸いです!
読んで下さりありがとうございました。それではより良いEVライフを!
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