投稿日:2022-09-08  更新日:2022-09-30

【知りたい!】電気自動車(EV)の充電時間はどのくらい?計算方法と簡単な時間目安、短く済ますコツを紹介!

こんにちは。
今までとメカニズムの違う電気自動車。ガソリンの補給と大きく変わるのは「充電」。

「電気自動車を購入するか迷っているけど、やっぱり充電の部分が気になる。結局、充電するのにどれくらいの時間がかかるんだろう?」
こんな疑問に答えます。

充電時間は、電気自動車の種類によって違いますが、「結論だけ知りたい!」という方に目安を答えると、おおよそ1時間〜1時間30分あると、満タン近くまで充電ができます。

では早速、細かく紹介していきます。

電気自動車(EV)の充電時間の計算方法

はじめに、電気自動車(EV)の充電時間の計算方法について紹介します。

電気自動車の充電のメカニズム

電気自動車の充電時間の計算をするには、具体的にどのように充電されているのかを知ることも大切です。
電気自動車の充電メカニズムは簡単で、携帯電話と似たように、電池パックの中に電気を流すことで充電されます。
携帯電話では、機種によって充電時間が変わりますよね。具体的には、使われている電池の容量(電気を溜めることができる量)と、充電時のアダプターからの出力(電気を流す量)によって決まっています。電気自動車も基本的には一緒で「電池の容量」と「充電時の出力」の2点を知ることができると、充電時間を見積もることができます。

電気自動車の充電時間の計算方法

上で紹介のとおり、電気自動車の充電時間を知るためには、「電池の容量」と「充電時の出力」を知ることができます。では具体例を使って紹介します。

日産リーフ(X)で高速充電の場合

電池の容量:40kWh
充電出力:40kW(@高速充電)

上のケースでは、電池の容量が「40kWh」で、たとえば高速のサービスエアリにあった高速充電スタンド(40kW対応)の場所で充電した場合、充電時間の見積りは次のようにできます。

充電時間
=電池の容量/充電出力
=40 kWh / 40 kW
=1 h(1時間)

以上です。とてもカンタンですね。と言っても、よく分からない単位(k W、kWh、h)が出てきたと思いますので、少し説明を足します。

電池の容量を表す kWh の意味は「〇〇kWで1h(=1 hour = 1時間)充電した時の電気の量」という意味になります。
つまり、日産リーフ(X)の場合、40kWhなので、40kWで1時間充電した時の電気の量が、電池の容量になります。

では次に普通充電(家や街中で出力の小さい充電スタンドを使った場合)についても紹介します。

日産リーフ(X)で普通充電の場合

電池の容量:40kWh
充電出力:4kW(@普通充電)

このとき、充電時間の計算は次のようになります。

充電時間
=電池の容量/充電出力
=40 kWh / 4 kW
=10 h(10時間)

出力(電気を流す量)が小さくなった分、充電時間は長くなります。そのため、満タンに充電するまでに約10時間が必要であり、急ぎの時には使いづらく、どちらかというと、家に帰ってきた時に、車庫で充電をはじめ、翌日使うときには満タンになっている、というのが普通充電でお勧めされる使い方になります。

電気自動車(EV)の充電時間の具体例(リーフ・サクラ・テスラ)

以上、充電時間の計算方法について紹介しましたが、1つ1つ自分で計算するのは大変ですよね。以下では、電気自動車の人気車種について、充電時間の目安を紹介します。
なお、急速充電を40kW、普通充電を4kWとして、計算します。

電気自動車(リーフ)の充電時間

リーフのXの車種について、充電時間を紹介します。

電気容量:40kWh
急速充電時:1時間
普通充電時:10時間

電気自動車(サクラ)の充電時間

サクラについて、充電時間を紹介します。

電気容量:20kWh
急速充電時:0.5時間(30分)
普通充電時:5時間

電気自動車(テスラ)の充電時間

テスラのモデル3(2021 Model 3 Standard Range Plus)の車種について、充電時間を紹介します。

電気容量:54kWh
急速充電時:約1時間20分
普通充電時:13時間30分

電気自動車(EV)の充電時間を短く済ますコツ

一方、EVの充電で知っておきたいことは「充電する時の出力が一定ではない!」ということです。

満タンまで早く電気を入れるとバッテリーに悪いので、最後の方は充電時間が長くなる!

絶対に知っておきたい事実として、電気自動車の場合、出力(たとえば急速充電なら40kW、普通充電なら4kW)の量が、必ずしもその量で電気を流すわけではありません。
その理由は、電池に入られる以上の電気を入れてしまうと、電池にダメージを与えてしまうからです。

そのため、電池の容量が80%以上程度になってくると、少しずつ充電するときの出力が下がり、最後の20%を弱を充電するには、より多くの時間がかかります。

イメージとしては、コップの満タンギリギリまでジュースを入れることを想像してみましょう。ジュースの入れ始めでは、どパッとたくさんの量を気兼ねなく入れることができますが、コップにジュースが貯まるにつれて、溢れないように、少しずつ、入れるジュースの量を少なくしていきますよね。

電気自動車の充電においても似たような感じです。
電池の容量が少ない時は、充電スタンド公表の値通りに電気が入りますが、満タンに近づくにつれて、電気を入れる速さがゆっくりになり、最後の方ではかなりチョビチョビと電気を入れるために、時間が長くなります。

充電時間を短く済ますコツ!

そのため、充電時間を短く済ましたい場合は「満タンまで入れない」ことです。
車種にもよりますが、現在新車で販売されている電気自動車のほとんどは、満タンまで電気を入れずとも100km以上の走行ができます。
そのため、電気を入れるスピードの比較的に早い80%程度までを目安として充電する感覚で使っていると、スタンドの公表値に近い速さで充電することができ、間伸びする充電時間をカットすることができます。

さいごに:充電時間を知って、気軽に電気自動車を取り入れてみよう!

本記事では「【知りたい!】電気自動車(EV)の充電時間はどのくらい?計算方法と簡単な時間目安、短く済ますコツを紹介!」について紹介しました。
ガソリン車と比べて、電気自動車では「充電」になり、給油と全く異なるので心配になりますよね。
本記事が、充電について理解を深める手助けをできていたら嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
では、楽しいEVライフを!

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