こんにちは、EVライフ編集部です。
「EVの充電をしようと思うけど、どんなところで充電ができるんだろう?どんな場所で充電すると、比較的にスムーズに充電できるんだろう?」
この疑問に答えてくれるのが「充電ステーション」です。
今までは、ガソリンの補給では「ガソリンステーション」を使いましたが、電気自動車(EV)の電気の補充の場合は、必ずしも「ステーション」である必要はなく、個別な簡単なプラグから伸びる充電ケーブルである場合もあります。そこで本記事では充電ステーションのメリットを交えながら探し方や使い方のコツも紹介していきます。
本記事は「電気自動車(EV)の充電ステーションとは?探し方や使い方のコツを紹介」について紹介します。
電気自動車(EV)の充電ステーションの前に知りたいこと
電気自動車(EV)の充電ステーションの前に知っておきたいことを紹介します。
そもそも電気自動車とは?
はじめに、電気自動車について紹介します。電気自動車とは、車の中にある電池の電気を使って充電し、その電気を使ってモーターを回して走る車のことです。従来のクルマのようにガソリンなどの化石燃料の必要がなく、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー(または自然エネルギー)によって充電すると、走行時の温室効果ガスの排出が抑えられ、次のクルマの主役として注目されています。
電気自動車のメカニズム
電気自動車のメカニズムは、電気を使って走ることです。
とても簡単な例に「ミニ四駆」があります。ミニ四駆は電池を使ってモーターを回し、走ることのできる車で、小学生でも作ることのできるとても簡単な仕組みで出来ています。
実際の電気自動車の場合は、さまざまな制御があるためにもっと複雑なシステムになっていますが、本質的な部分だけを抜き出すと「電気を使ってモーターを回して走っている」という点になります。
参考記事:電気自動車(EV)とは?小学生でも分かる簡単な見分け方を紹介!
スタンドとステーションの違い
一般的に、ガソリン車を給油するところを「ガソリンスタンド」と言いますが、世界的には「ガソリン(〇〇)ステーション」など、スタンドではなく、ステーション(一定のものが集まる場所)という言葉が多く使われています。
ではなぜ日本では「スタンド」が広まったのでしょうか。それは歴史的な背景によるもののようです。
理由として、20世紀前半の、まだガソリンスタンドが今ほど多くなかった時代、アメリカではタンクローリーが移動してガソリンを販売していたから、という説があります。
“stand”には「売り場、屋台」という意味があり、タンクローリーが「ガソリンの屋台(≒gasoline stand≒ガソリンスタンド)」と呼ばれており、その呼び名が日本で広まったというものです。
電気自動車(EV)の充電ステーションとは?
充電ステーションとは?
充電ステーションとは、電気自動車(EV)を充電する施設の名称で、ガソリン自動車でのガソリンスタンドに相当する施設であり、充電スタンドや充電スポットなどとも呼ばれます。
商業施設や観光地などに設置が進んでいて、その数は全国で20000台を超え、ガソリンスタンドの数を超えました。
充電ステーションと充電スポットの違い
なお、明確な定義をされていませんが、充電器がある場所全てを「充電スポット(充電する場所)」と呼び、その中でも「ステーション」という言葉の意味合いから、複合的な施設がついていて充電する場所を「充電ステーション」と呼ばれる場合があります。
具体的に、充電スポットは、街中の課金性の駐車場などに駐車スペースと充電ケーブルのみがあるような場所で使われることが多く、充電ステーションは、充電器が複数台あり、カフェやコンビニ、ディーラーなどが併設されている場所に対して使われることが多いです。
急速充電ステーションと一般充電ステーションの違い
充電ステーションには急速充電型と一般充電型がありますのでここではそのそれぞれの違いについて紹介します。
急速充電ステーションは「急速充電」と呼ばれる40-50kWの充電設備が多く、短時間での充電を想定しており、主にガソリンスタンドや高速SAなどで使用されています。具体的には5分間で40km程度の走行ができます。
一般充電ステーションは、「普通充電」と呼ばれる3-6kWの充電設備が多く、充時間は長くなりますが、比較的安価で充電を行うことができます。病院や旅館、時間型駐車場などで主に使用されています。このタイプは30分に10kmほどの充電量なので、長居をしない場所や高速SAなどでは不向きです。
なお、急速充電と普通充電の充電料金の違いは次の記事をご覧ください。
関連記事:いくらお得?電気自動車(EV)の充電料金 vs ガソリン車の燃料費
充電ステーションのメリット
充電ステーションのメリットは、次のとおりです。
・充電時間を楽しく過ごせる
・充電待ちのリスクが減る
充電ステーションは一般的に併設設備がある場所が多いです。充電には30分程度かかる場合もあるので、充電の間、ジッと車の中で過ごすにはもったいなく感じてしまいます。ステーションならば、カフェやディーラー、または洗車用のタオルなどを提供してくれる場所もあるため、普段ではただただ待ちぼうけしてしまう充電時間を有意義に過ごすことができるようになります。
また、充電器が1機しかない充電スポットでは、先に充電している車があると、数十分の待ちが発生する場合があり、最悪は充電できない場合もあります(普通充電の場合、利用時間の上限がない場所もあり、10時間以上使用される場合もあるためです)。
一方、ステーションで、特に複数台の充電器がある場合は、充電器の空きが出る可能性が高く、充電待ちのリスクを減らすことができます。待ち少なく充電したい場合に推奨されるのが充電ステーションです。
充電ステーションのデメリット
電気自動車の充電ステーションが増えてきたとはいえまだまだ足りず、また1ステーションで充電器が1つしかない場所も存在する点などが挙げられます。
また一般充電タイプだと充電に時間がかかってしまい、ステーション内で充電待ちをしていても一向に順番が回ってこないことも挙げられます。
ステーションを利用する場合は充電器が1つしかない場所より、充電器を複数台で備えている場所に行く方が賢明です。
電気自動車(EV)の充電ステーションの探し方と使い方
電気自動車(EV)の充電ステーションの流し方と使い方について紹介します。
充電ステーションの上手な探し方
身近な電気自動車の充電ステーションを探すには、充電スタンドをまとめたアプリを使う方法が便利です。
たくさんある充電スタンドアプリの中でも、カバーしている充電スタンド数が多く、人気があるのが「Smart EV」「GoGoEV」の2つです。
充電ステーションの流し方は、上の2つのいずれのアプリを使用し、次のような流れで探します。
①身近な充電スタンドを探す
②充電スタンド内の充電器台数で複数台ある場所の住所をコピーする
③ 該当住所をネット検索して付帯設備を調べる
このステップを踏むことで、間違いなく、上手に充電ステーションを活用できるようになります。
なお、毎回上の方法で調べるのは骨が折れるので、電気自動車(EV)を購入したタイミングで、身近な充電ステーションを2、3つ調べておくと快適な充電ライフを送ることができます。
充電ステーションの使い方
充電ステーションは、基本的に予約等は不要です。
直接ステーションまで、充電したい電気自動車の乗って向かい、充電器のある駐車スペースに停めましょう。
細かな充電の手順については次の記事を参考にしてください。
関連記事:電気自動車(EV)の充電スタンドについて【探し方・目印・充電の手順】
まとめ:電気自動車(EV)の充電ステーションを上手に使って便利なEVライフを!
本記事は「電気自動車(EV)の充電ステーションとは?探し方や使い方のコツを紹介」について紹介しました。
改めて、本記事をまとめます。
・充電ステーションとは、電気自動車を充電する施設の名称で、ガソリン自動車でのガソリンスタンドに相当する施設です
・充電スポットや充電スタンドと区別する意味で、複合的な施設がついていて充電する場所を「充電ステーション」と呼ばれる場合があります(明確な定義ではありません)。
・充電ステーションは、複数の充電器が併設されていることがあるので、充電待ちを解消しやすいメリットがあります
・充電ステーションを探すには、アプリを活用して、充電器が複数台あるところを確認してみましょう。
以上になります。
充電ステーションでは、電気自動車のデメリットと言われる「充電時間」を楽しく過ごせるようになります。ぜひ身近な充電ステーションを知っておき、楽しいEVライフにつなげてください。
読んで下さりありがとうございました。
それでは良いEVライフを!